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「では最初の質問。走子ちゃんの趣味は」
「趣味ね。写真集めよ」
「うわっ!いきなりディープなのきた~!」
「ねぇ、貴女は黙ってて。その写真ていうのは、何が写ってるの?」
「・・・遠足とかのときに学校で買ったやつとか、体育祭で親に撮ってもらった記念写真よ。何が写ってても良いでしょ。ちゃんと私も写っているわ」
「・・・親も協力してくれるんだ」
「昔からの付き合いだから親同士も仲がいいのよ。だから、頼めば何の疑いもなく撮ってくれるの」
「何の疑いも無くね・・・その中でお気に入りの写真は?」
「お気に入りは、プリクラになるんだけど・・・チュープリ」
「先輩!私達も!」
「嫌。ていうか、私達が色々と理解しちゃってるのはマズイわね。次の質問。好きな食べ物は?」
「ニンジン」
「珍しい。それはどうして?」
「それはぁ・・・決まってるじゃない。茹でてバターでソテーすると美味しいからよ」
「そうね。じゃあ茹でてないニンジンは嫌いなの?」
「・・・そういう訳じゃないわ」
「そこもう少し詳細に説明してくれないかしら?どうしてニンジンが好きなのか」
「・・・パスは認められるの?」
「二回までなら」
「じゃあ、パスでお願い」
「このペースだと先がキツイわよ」
「う~ん、何故にニンジン。走子ちゃん後で教えて!」
「良いけど、少し長くなるわよ」
「長く!?」
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