相談ケース1・普通の女の子になって欲しい!

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「私に友達なんか必要ないわ!」 「どうして?」 「だって、私には・・・私には・・・あぁ!もう!負けでいいわよ!私には歩だけいれば十分なの!だから、友達なんていらない!満足した?私、帰る!」 「えっ!!走子ちゃん!?」 「はぁ、やっぱこうなるのね」 「ちょっと待って!走子ちゃん!」 「・・・歩!」 「歩ちゃん!?」 「なんだ。死角にいたのね。やっぱ、私の感性とGPSに狂いは無かったわ」 「・・・ツッコめない」 「こんなことしてゴメンね走子ちゃん!私、走子ちゃんにお友達をつくって欲しいと思って・・・」 「歩・・・でも私には歩が」 「聞いて走子ちゃん。私ね、私だけを考えてくれる走子ちゃんも良いけど、ちゃんと友達がいて、その中で一番私を想ってくれる走子ちゃんが好き!だから・・・」 「歩・・・歩がそこまで言うなら・・・チラッ」 「えっ!チラッて私!?」 「歩が言うから、仕様がなく友達になるんだからね!」 「アン!私、走子ちゃんの友達でも何でもなります!」 「・・・バカ」 「先輩・・・まさか嫉妬」 「違うわよ。とにかく、これで一件落着じゃないの?最後は歩ちゃんのおかげだったけど」 「そうですね。まぁ、そこは、愛ですよ!愛。それでですね、先輩。私、次は黒のジャケットが着たい!」 「はぁ、言うと思ったわ。あれは、再相談で、目立つ必要が無いから赤いスーツじゃなくて良いってことよ。だから、無難な格好って事だから、私達の場合、制服よ、制服。それに再相談を受けないといけないし」 「あぁ、そうですよね」 「ねぇ、黒子。相談にのってくれるのよね」 「えっ!走子ちゃん!?相談って」 「あのさ、最近、歩が辛口なんだけどなんとかならない」 「いや、それ走子ちゃんのせいだし」 「あれだけ、無理矢理やれば、歩ちゃんの性格も歪むわよ」 「だって、歩が可愛いんだもん」 「・・・私、清純菜ちゃんみたいな人の相談を受けたいわ」 「先輩・・・この学園にいる限りそれは無理です」 「そうね。なんか、頭痛い・・・そんな訳で、次は、またフィルタリング?」 「だと思います!」 「これ以上、どうするのって感じだけど」 「・・・ウィルコムが壊れる!」 「駄目でしょ・・・」 「駄目ですね」
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