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「これって、マイページの、お知らせのとこにあった見出しまんまだよね」
「そうね、それ見てインスピレーションが沸いたらしいわ」
「いや、それで私達が出てきたら、展開よめるよね。やる必要が無いと思うよ」
「でも、それを楽しみにしている人も、いるかもしれないわ。そこは期待に応えてあげないといけないと思うの」
「期待って、どう期待されてるの?」
「うわ~みたいな、期待よ」
「嫌だよ。そんな期待」
「まぁ、でも良い意味で期待を裏切らないといけないわ。そこで!タイトル通り、風邪気味の歩に走子が口移しで看病すると思わせておいて、全く違うストーリーを展開するの」
「言っとくけど、私、病人だからね!」
「そうよ。私の大事な歩が風邪だなんて、事細かに容態を知る必要があるわ」
「無いよ」
「ねぇ、ここまで話したら、皆、歩の容態が気になって仕様がないと思うの」
「ただの風邪だって」
「とんでもない風邪かも知れないわ。事細かな検査が必要ね!」
「ねぇ、結局いつもの流れだよね」
「そんな事無いと思うわ。ほら、歩、脱ぎなさい」
「キャッ!」
「ホック外すわよ」
「待って走子ちゃん、どうして聴診器なんて持ってるの!?」
「だから、歩の容態を調べる為よ」
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