8人が本棚に入れています
本棚に追加
「公衆の面前って言えば、ドラマとかあるわ・・・真昼間にやってるようなものもあるんだし、それは、万人が受け入れられるような一つの基準だと思わない?」
「うん。そうかも知れないね~」
「なんか、お泊りして、朝を迎えるシーンとかあるわよね」
「あるけど。あるけど!けど」
「けど?」
「それは流石に」
「でももしこれで、フィルターかからなかったら、まともな恋愛小説作家の方々に私達は感謝されるかも知れないのよ!」
「感謝?」
「そうよ!それが証明できれば!例えば、主人公の走子は、その晩歩と関係を結ぶ事になった的な表現を気兼ねなく出来るようになるのよ!」
「それくらいは、普通にあると思うけど」
「そうね。じゃあ、もう少しハードル上げようか?それが、もう少し細かい描写が出来るように」
「別に、私達がそこまでする必要がないよ。そもそも、今更遅いって!もう、絶対フィルターかかってるよ!」
「なら、逆になにやってもいいんじゃないかしら?」
「走子ちゃん!?」
「私・・・もう我慢できない」
「走子ちゃん・・・流石にマズイよ。色んな意味で」
「私は、歩は美味しいと思うわ」
「そういう意味じゃなくて、キャッ!ちょっと走子ちゃん!?」
「歩。良い眺めよ」
「マズイって!これじゃ、純愛とかじゃなくて、ピー だよ!」
「ハードル上がったでしょ」
「細かい描写じゃなかったの?」
「もう何だっていいわ!純愛だって!ピーだって、やってる事はかわらないもの!歩!歩!歩ー!」
「走子ちゃん!!」
「名前を叫び合うくらいはセーフだと思うの!だって、そのくらいは普通の小説でもあるでしょ!捜したりしてるときにっ!」
「そう思うけど!解説しながらはちょっと萎えるよっ!」
最初のコメントを投稿しよう!