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少し油断してた時に、ベビーフェイスの奴が私の愛刀【白桜】を振ってきた。
肌に傷は付かなかったが代わりに、胸に巻いていたさらしが切れた。
さらしに着流しという格好だった私の胸元は、さらしが無くなっている。
つまり…、
“丸見え”
「…ハァ…。とにかく、白桜は返して貰うからな。」
何事も無かった様に着流しを整え
ベビーフェイスが落とした愛刀を拾って腰に差す。
「うっすぅぅうぅぅぅぅぅぅ!?自分のムネ晒されたのにっ!!
反応薄っ!?しかもサラッと刀取り返してる!?」
…。
「土方だったか?あんた意外と突っ込み気質なんだな…。
あと、あんたら鼻血拭け。これ貸してやるから。」
袂から一度も使っていない布を三枚だす。
土方?には一箇所、菊が刺繍された赤い布。
ベビーフェイスには桜が刺繍された赤い布。
結構空気だった沖田?には朝顔が刺繍された…
これまた赤い布。
それを三人の鼻に当ててない方の手に手渡す。
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