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―願いの玩具―
【輪廻の砂時計】
やがて訪れる朝陽、銀色の馬車が導く ひとつの終焉
生まれてから死ぬまでの詩を綴る
美しく咲いてる花も、生きている以上、いつかは死ぬ
そして静かな場所へ向かう(魂の楽園/珊瑚の城へ)
少女は信じていた
死んでもまた生まれ変われる。と
だから、また会える
苦痛に身を委ね、(輪廻を信じて)微笑んだままで逝く…
死ぬ痛みは苦痛
でも「私はまた生まれ変われるから、また会える…」
少女は笑いながら死んでいく
少女は最後に願った
『最期の我侭が通るならお願い…
真夜中ではなく、朝の光の中で死にたい
新しい訪れの息吹感じながら
笑いながら、歌いながら、あなたの腕の中で…』
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