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ピピッ
何かが頭をつつく。
何だよ…
人が気持ちよく寝てんのに。
ピピピッ
ん、ん……。
ん………!?
あれっ!!?
俺、いつの間にか
寝てたんだ!?
ガバッと起き上がる。
アリス…!?
アリスがいない!!!
どこに行ったんだ!?
一気に目が覚めた。
外を見ると
まだ夜があけてなく虹色の月がポッカリ浮かんでるのが見えた。
どしよ!?
どこに行っちまったんだよー!!?
ピピッ
え!?
エメラルドグリーンのキレイな小鳥が俺の肩に止まった。
「アリスは、晩餐会に行ったわ」
耳元で話かけてきた!?
「晩餐会って…あの悪魔の館の…!?」
「そうよ」
「なんで!?危ないって話してたのに!!捕まっちまうだろ!?」
「大事なモノを取られたままで…それを取り返しに行ったのよ」
「大事なモノって…なんだよ!?」
「アリスの宝物よ。早く、助けに行ってあげて!!!」
宝物…て、なんだ!?
とりあえず
探しに行かなきゃ!!
「わかったよ!!そこまで案内してくれ!!」
「ついてきて!!」
俺は小鳥の後を
ついて行った。
無事でいてくれよ!!
アリスっ!!!!!
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