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暗褐色のにょろにょろがスッと出てきて、彼女の前に。
ん?
暗褐色?
にょろにょろ?
想想蟲は乳白色で、ぬらぬらしてる筈だ。
「あ、まさか」
気付いた時には既に遅い、襲い。
暗褐色の蟲が口を開けた。
大きく大きく。
そこから出てくる色々なモノ。
魔女に宇宙人、ドラゴン魔法お化け、他にも色々とにかく沢山。
あっと言う間に彼女はガラクタの下敷きで。
「あ、そうか」
想像蟲。
カニクリームコロッケは想像蟲の好物で、想想蟲はエビクリームコロッケだったっけ。
彼女の上のツチノコを投げ飛ばしながら、僕は天然な自分を少しだけ反省した。
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