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坂本「魔法は本来、決まった詠唱をしなければ発動しません。
でも、澤村様に詠唱は必要ありません。付与された能力で、イメージ=発動となってます。」
ふーん、でも詠唱もかっこいいな…。テンションが上がった時はやってみよう
坂本「この世界の人間全てが魔法使いというわけではありません。大体遺伝ですが、魔法使いは200人に1人程度、超能力者は2000人に1人。」
坂本さんを頭に乗せたまま、山道をぶらぶらと歩く。
ふむ、あと5キロ程で町があるな
坂本「あと、魔法使いは自分だけの魔武器を所持しています。
魔武器は、持ち主のステータスに反映され、様々な形、特殊能力を持ちます。」
澤村「うっはぁ、俺のは!?」
坂本「どうぞ。」
坂本さんは、俺に一冊の本を渡した。(別に薄い本ではない。)
澤村「?」
坂本「はい!あなたの魔武器でs」
俺は右手に炎のイメージをまとわせ、右にそびえ立つ山を消し飛ばす勢いで振り抜く
〈ドッ!〉
目も眩む閃光が刄の様に空を飛び、山の上半分を消した
澤村「キャハ☆」
坂本「大丈夫です!本も凄いですから!だから最後まで聞いてください!」
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