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澤村「ああ。それから、この中で」
俺のセリフは携帯の着信音によって遮られた
澤村「俺のセリフを遮った罪は重いぞぉ!はいもしもし。」
電話をとってからふと思った
こっちに来る時、俺は携帯を持っていたか?
それに、違う世界にいる俺に一体誰が電話できる?
神『あ、澤村くん?ほら、俺だよ。神様。』
神!でしたか
神『そろそろ異世界にも慣れただろうし、その世界で君が何をするか……教えてあげよう。』
澤村「手短に頼む。」
神『?……君に与える最初のミッションは、パイム学園1‐Aに所属する男子生徒 ライル・オンドゥルに接触しろ。』
澤村「ライル・オンドゥル?そいつなら、さっき手に入れたデータに情報がのっている。」
神『なら話が早い。彼はこの世界の主人公だ。彼に近づき、ライル・オンドゥルの住んでいるアパートに君も住め。』
澤村「ミッションは理解したが、俺は金を持っていない。」
神『大丈夫。そのアパートの大家にこう言え。
俺も異世界から来た…と』
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