【第1話】最悪な出会い

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「フラフラの脚でどうするつもりだ?」 「歩いて帰ります」 「いくつ駅離れているんだ?」 「五つです」 「馬鹿か…朝になってしまうよ」 「ほおっておいて下さい」 「上司としては、事件にあうかもしれん部下を放置できないな。金貸すからタクシーでも拾え」 「嫌です!部長なんかには恩は受けません!」 「あのなぁ…」 「お金の貸し借りはいけないんですよぉお!!」 「まぁ…そうだな」 そこで妙に彼は納得した。 「じゃあこうしよう…うちにおいで」 そこで、彼はふわりとわらったのだった。
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