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「きゃあ!!」
突然、彼女は誰かに片腕を掴まれて体制を崩した。
そのまま無言で引きずられる。
「なっ何!何?」
引きずる主の顔を見ると、知らない中年男性。
引きずられていく先をみるとラブホテルが見える。
彼女の酔いは一気に覚めた。
「イヤッ!放して!放して下さい」
漸く、抵抗する姿勢をとったが無意味に引きずられていく。
「大丈夫、そんなに酔ってれば気持ちいいから」
「私、酔ってなんかいません!放して下さい!」
「………」
男は無視してそのまま中へ入っていこうとした。
(遥奈!!)
「そこの人、うちのに手を出さないでくれますか?」
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