【第1話】最悪な出会い

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「きゃあ!!」 突然、彼女は誰かに片腕を掴まれて体制を崩した。 そのまま無言で引きずられる。 「なっ何!何?」 引きずる主の顔を見ると、知らない中年男性。 引きずられていく先をみるとラブホテルが見える。 彼女の酔いは一気に覚めた。 「イヤッ!放して!放して下さい」 漸く、抵抗する姿勢をとったが無意味に引きずられていく。 「大丈夫、そんなに酔ってれば気持ちいいから」 「私、酔ってなんかいません!放して下さい!」 「………」 男は無視してそのまま中へ入っていこうとした。 (遥奈!!) 「そこの人、うちのに手を出さないでくれますか?」
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