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「…ユイってさ、もしかして、処女?」 いつもの恭平じゃない。 あたしの知らない彼の表情に、戸惑った。 こんなに無表情で、でも艶っぽい。一言で言うならば、お色気ムンムン。いつもの子供っさが、まったくなくなっている。 ふと視線を彼の唇に移すと、さっきの事を思い出す。 「…っ!」 身体の奥が、キュンとなるのがわかった。
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