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「…図星?本当にわかりやすいな、ユイは」 フっと意地悪そうな笑みを浮かべて、あたしに近寄ってくる。 あたしは反射的に後ずさってしまう。 それでも近寄ってくるから、あたしの背中は壁に当たってしまい、逃げ場を失ってしまった。 「…ねぇ、ユイの処女…俺に頂戴」 そう言って、彼はまたあたしにキスをした。 拒むことさえ忘れさせてしまうような、優しい優しい、キス。
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