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「お前一応女なんだから、ちょっとは気ぃ使えよ。貧乳がみえるぞ!」 「な…!変態!貧乳じゃないし!」 顔がカァーっと赤くなったのがわかった。 咄嗟に胸を抑えて、恭平に向かってべぇーっと舌をだした。 「…可愛くねぇな」 ポツリと恭平が呟いた。 そう言われたことは、過去に何度もある筈なのに、恭平のその言葉は、やけに重く心にのしかかった。 恭平のその言葉に、傷ついているのだと気づいたのはしばらく経ってから。
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