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ユキ「会いたくありません」
「でもね」
ユキ「私には・・・・父はいません・・・・親子であるという意識も、同じ血である事も・・・無くせるものなら無くしたい。私に流れているこの血を全て抜き取り、違う血に変えたい。もし、死んでもそうしたい」
雪の静かな声に、刑事も口を閉ざす
本心から言っているものだと、伝わっていた
ユキ「あの人がどうなっても」
私には関係ありません
そう口にしようとした時、刑事達に守られるように立っていた母親が、その間をすり抜け雪の傍に走り寄った
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