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「……――っ」
私は背筋が逆立つ感覚がした。
「ユウは……目が合ったその子になったってこと……なの?」
私はトラウマであろう部分を一旦置いておき、不可解なところを聞いてみた。悠歩は小さく首を横に振りながら答えた。
「分からない……でも窓ガラスに映ったのは本当。私の傍にはあの人しか居なかったし、窓ガラスに映る女の子も、私と同じ行動をしていたから。それに――……」
悠歩は語尾を濁しながら小さく呟いた。
「あの……感覚だと……私は……あの子は!!」
青白く光る、あの子達は――……
「……死んで…いる」
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