☆第3章☆

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「・・・プッ」 優が口を抑え笑っていた 「あのなぁ・・・リコーダー使うバンドがどこにあるんだよ」 呆れ顔で拓夢が言った 「美依キーボードは出来ないの?」 進が顔を覗いてきた ・・・だから顔近いって!! 「うーん。押すだけなら出来るかもです・・・」 「じゃあ美依はキーボードだね」 優が言った 「まぁ・・・初ライブ成功するまで俺は認めないからな!」 まだこの人は・・・ ムッとして睨んでいると 「なんだよ。」 と喧嘩腰で拓夢に言われた 「・・・別に・・。」 絶対この人とは仲良くなれないな。 「おい!拓夢女の子には優しくしろよな!!」 そういうと進が私の肩に手を回してきた ・・・この人はこの人で苦手かも・・ 私の視線に気付いた優が進に腕を回されている私の腕を引っ張り自分の腕の中に収めた 「今日はこの辺で帰ろうか明日は美依にキーボード弾いてもらって」 わぁっ!!すごい早業だった 私をとられた進は膨れていた 「明日で大丈夫だよね?」 優が私の方を向き聞いてきた 近いよ・・・ やっぱり綺麗な瞳だなぁ 顔を赤くして俯いて言った 「・・・はい。」 「うん。良かった。じゃあ送って行くから」 「いや、大丈夫です。」 「俺が勝手に送ってくだけだから気にしないで」 優はニコッと笑った 「ありがとうです・・・」 優はまた戻ってくると拓夢と進に声をかけ扉をあけた 私はふたりにお辞儀をしてから部屋を出た
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