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「あら、私達と一緒の所ね」
さよなら青春。
出逢う前にわかれのときがくるなんてな。
結構楽しかったぜお前との歩みは。
僕はこの3人にこれから地獄へ連れていかれるのさ。
どうか見守ってやてくれよな。
「絶対いや!」
とっぴょうしもなくそう言ったのは未保だった。
「いやっていわれても・・・」
「転校しなさいよ」
むちゃいうなよ・・・。
「とにかく!私はこいつが執事になるなんて絶対にいや!おことわりよ!不潔よ!」
誰が不潔だ!ものすごいきらわれようだ。
どうやらこの溝はしばらくうまりそうにないな。
はぁ。ま、私こと真くんはそんなの関係ないんですけどね。
「それでももうこの子は家の執事なんです~」
ねぇ?と沙織が賛同を求める。
それに素直にうなずく・・・ってまてまてまてまてぇ!何うなずいてんだ!
早いとこ誤解をとかないとえらいことになるぞ!しっかりしろ俺!
「あ、あの!」
全員が一斉にこちらを向く。
くぅ~これだけかわいい顔ぶれの人達と共に過ごすのはまるで夢のようだが、このまましておくわけにもいかない。
先程の事件よりもひどい事になるまえに収拾をつけておかなければならない。
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