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零は画面をしばらく眺め、再び貴志の映る画面へと変えた。
よく見ると挑戦者達は皆、同じ腕時計をしている。
一瞬だったため・・
何も見えなかった・・
しかし・・
零:(GPSが・・多分あそこから発信されているだろう・・・)
予感・・
それはギャンブラーの持つ感・・
それが、零にはわかる。
幾多の修羅場をくぐってきたからこそ・・
あの腕時計の不気味さに・・
そして・・
一方・・・
貴志は・・
貴志:(くそ!・・始まっちまった・・とにかく、他人。他人との接触を絶たなければ、そのためには・・やはり、あれか・・)
貴志は深呼吸をし・・
息を整える・・
そして・・
次の瞬間・・
貴志:あった――!! 出口だ!!! 出口があったぞ。
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