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「そういえばオマエ、ギルは持ってるのか?」
「ギル?なんだそれ?全然持ってないじぇ」
「なんだ知らないのか?ギルはこの世界のお金の名前だ」
「そうなの?俺この世界にきたばっかだから知らなかった。つうかこのこと言ってなかったな」
「オレを誰だと思ってるんだ。そんなことは会ったときからすぐにわかった。オマエの魔力が異色のものだったからな。あとそのことはあまり誰にも言うな」
「わかったわかった(o^-')b大丈夫だじぇ!それよりギルはどこで手に入るんだ?」
「まぁギルドに入って魔物でも倒したらどうだ?強くなれるし、金も手に入る。一石二鳥だ」
「お、いいねぇ楽しそうじゃん。ギルドはどこにあんの?」
「それは知らん。勝手にさがせ」
「しょうがねぇ。町をまわりながらさがすか」
そう言って町をまわり始めた。
少し歩くとギルドと書いてある看板を見つけた。
ギルドに入ると中にはたくさんの武装したハンターが酒や料理などを食べている姿があった。
「ここがギルドかぁ。なんか思った通りのところだな」
俺はカウンターにいる大きな魚人のおっちゃんに話しかけた。
「おっちゃん、俺ギルドハンターになりたいんだけどどうやってなんの?」
「おう坊主、この書類にサインしな」
魚人のおっちゃんは書類を取り出し渡してきたので俺は書類にサインした。なぜか文字は読めた。
「りょうすけって言うのか。それと依頼を受けたいんだったらあそこにある掲示板に貼ってある紙を持ってこい。わかったか?」
「OKOKわかったぜ魚人のおっちゃん。あんがとな」
「ちょっと待て。アドバイスたが依頼を受けるときは一人で行くんじゃなくて誰かと一緒にいけ。それとまだわからんことがあったら俺んところにこい。それと俺の名前はグアイだ。覚えとけ。んじゃがんばれよ」
「あんがとグアイさん。がんばるわ!!」
そう言うと俺は掲示板のところにむかった。
なになに?グルノ10頭を討伐?これはウォント20匹を討伐?他には薬草を取ってこいなどなど。どれにしようかなぁ?そう思っていると後ろから声をかけられた。
「ちょっとあんた邪魔よ。掲示板が見えないじゃない」
振り返り俺に話しかけた人物を見た。そこにはびっくりするほどの美少女が立っていたのだった。
「聞こえなかったの?そこ邪魔なのよ。どいてくれる?」
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