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そこは俺の知らない場所だった。
「ここどこだ~?どうなってんのコレ……」
そう叫んでしまった俺だった。
俺が起きた場所は大地が草で覆われていて、まぁいわいる草原みたいなとても気持ちがいい所だった。
まず最初にこれは夢だと思い自分の頬をつまんでみた。
「痛い、夢じゃないな。ということはどういうことなんだぁ」
そう叫ばずにはいられなかった。
俺は別に叫ぶのが好きなわけじゃないぞ。
ホントにびっくりしたんだからしかたないもん。
まぁ冗談はいいとして、ホントにどこなんだ?アニメの世界みたいだ、と思っていると大地の向こう側から土煙があがっているのが見えた。
「なんだ?アレ?」
よく見ると青い鎧を着た口が尖んがり爬虫類のような、まぁようするにトカゲ?みたいなのが走ってこっちに向かってくるのだった。
「な、なんだ?アレ~」
また叫んでしまった。
俺はびっくりしながら必死になって土煙が上がる逆のほうに走って逃げだした。
一生懸命走っていたが鎧を着てるのに速いのなんのすぐに捕まってしまったのだった。
俺は捕まってすぐにトカゲ?が乗ってきた馬に乗せられていた丸太に縛り付けられた。
「ヤバいヤバいヤバい。この状況は非常にヤバい。どうにかせねば」
独り言をブツブツ言っていると、
「人間のお前がなぜここにいる?何をしに来た?」
少し偉そうな、帽子をかぶったトカゲ?が言ってきた。
俺は何を言えばいいのかわからなかった。いや思いつかなかった。
だいたい俺すらわかんねーつうの。今ここがどこかもな。
「何をしに来たんだ?我々になんの用があって来た?」
と少し怒りながら言われて焦りながらこう言ってしまった。
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