68人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は何も言わずに冷たくなったミョウインの身体を優しく抱きしめたまま眠りについたのだった。
次の日
俺は太陽の光で目が覚めた。
「ふはぁ、もう朝か。結構早く起きたな。」
「やっと起きたか、おはよう」
「おはよう、ミョウイン今日は起きるの早いな」
いつも通りになってる。昨日はあんな目してたのに。まぁいっか。もう元気になってるし気にしないでいこっと。
するとミョウインはいきなりすごいことを言ってきた。
「よし、今日はホントに起きるの早かったから今からラシャラを驚かせようぜ」
「バカヤロ、今の言葉に俺が驚いたぞ。俺まだ死にたくないじぇ。そんな提案にはのらない。なんかあったら俺が殺されるもん」
「大丈夫だって、なんかあったら俺がフォローするって」
「まぁでも昨日は結構怒られたし今日はやり返すか」
「よし決まりだな。早速ラシャラの部屋に行こうぜ」
ミョウインの提案で俺とミョウインは隣のラシャラの部屋に入ることになった。
俺はラシャラの部屋のドアを音が鳴らないようにそっと開けた。
中は俺の部屋と全然変わらなかったがラシャラがベットで寝ているのだけは違った。
俺とミョウインは小さい声で
「これからどうすんの?」
「よし、りょうすけ、オマエはラシャラが起きるまでラシャラの横で寝たふりをしろ」
「そ、それはむ、無理だって。俺が女の子が苦手なの知ってるだろ。さすがに緊張して無理だ」
「大丈夫大丈夫、ただ隣で寝たふりするだけだって。さぁ早く隣に行って寝ろ」
俺は緊張しながらもラシャラの毛布に入りラシャラの隣で横になった。
ラ、ラシャラの顔がこんな近くに。やっぱりラシャラは可愛いなぁ。いい匂いもするし。まぁちょっと寝たふりして驚かすか。
俺は目をつぶり寝たふりを始めた。
いつまで寝たふりするんだ?早く起きないかなぁ。早く驚かせたいじぇ。フフフ昨日の借りは必ず返すじぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええ。フフフフフフハハハハハ。早く起きろ起きろ起きろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。
俺は少しの間、目をつぶっていたがいつの間にか本当に眠っていたのだった。
俺が起きたのは女の子の悲鳴ととんでもない殺気で目を覚ました。
最初のコメントを投稿しよう!