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「よしっ。一通り終わったな。そんじゃ、さっそく実力をはかるために1年同士で、試合やってみて。」
「はいっ!!」
伊場が一年生に指示を出すと一年生は返事をしてそれぞれの台に着いた。
「なあ、末弘だっけ？俺とやろうぜ。」
「んっ？俺とやるのか？別にいいけど？」
「何だよ？」
「お前知らないのか？末弘は、中学の時はそこそこ有名な選手なんだぞ。」
佐久間が地味にダメージのある末弘の説明をした。
「佐久間、結構ひどいこと言ってるぞ！」
「関係ねーよ。とにかくやろうぜ。」
「はー、仕方ねえな。」
日暮とあまり乗り気じゃない末弘が一つの台についた。
「さてっ、どっちが勝つと思う？月村？」
佐久間が試合を見ている月村に話しかけていた。
「日暮。」
「やっぱな。相変わらずだなその目は。」
「知っているのか？」
「六双(むそう)の一人月村 浩介。卓球やってて知らない方がどうかしている。」
佐久間と月村が話している間に日暮と末弘の1セットの試合が終わった。
結果は…
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