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「あれ?そのジャージもしかして1年?」 末弘が堀のジャージを指さしながら尋ねた。 菊川高校のジャージは、学年別に色分けがされており、末弘達は1年なので青色のジャージを着ている。 「そうですよ。私、卓球は昔から見ている方が楽しいから入学してすぐにマネージャーにしてもらったんです。」 「へー、そうなんだ。まあ、これからは仲間なんだしよろしく頼むよ。」 末弘がそう言うと佐久間も「よろしく。」と言った。 「あっ、はい、よろしくお願いします。」 「そんじゃ、また会おうねー。」 末弘と佐久間は堀に入部希望の紙を出して帰って行った。 「すんませーん。ここ、卓球部すか?」 「そうですけど…、入部希望者ですか?」 堀の目の前には明るそうな生徒がいた。 「そう。」 「じゃあ、ここに、名前とクラスを書いてください。」 「えーと…、これでいいっすか?」 「はい、良いですよ。」 「そんじゃ、俺帰るんで。」 「ふー、えーと、日暮 春樹(ひぐらし はるき)っと。ん!?中学は、中国にいたの!?すごいのが来たなー。」
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