あおぞらとあめだま。

余命３ヶ月

「ところで冬坊、今回はなんだったんだ？」

車に乗り込み、昔のことを思い出していると不意に東さんが俺にそう尋ねてきた。

「んー？なにが？？」

「とぼけんなよ、病名だよ。この前は腸捻転で救急車乗ってやがったしその前は胃潰瘍で入院、でその前の前は中耳炎で授業中何故か俺が呼ばれたし、あとは…転けて骨折、貧血でぶっ倒れ、体育の時間熱中症で倒れ、心室肥大で三週間休み、生徒会の仕事に打ち込みすぎて栄養失調に肺炎に脳梗塞にもなりかけてたよな？確か」

「わー…よく覚えてられんね東さん。俺そんな覚えらんない」

マジで俺より俺の体知ってんじゃないの？ってくらいに言い当てられ、俺は目を瞬いて東さんを見つめた。