余命3ヶ月

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そんなわけで、俺の身の上というかそういうのはまぁ、わかってもらえたかなぁ~と思いまぁす。 さてはてじゃあ次ね。 またまた突然なわけですが、この一連の流れの外、つまりあれだね。現実ではってやつだ。 その現実では俺はもう早々に病院のベッドから逃げて復学しちゃおうと痛むお腹を押さえて学校への長い道のりをひぃふぅ言いながら歩いてたりしてます。 ぶっちゃけ今真面目に死にそう…。 お腹、もう半端じゃないくらい痛い。 激痛ではないんだけど、じくじくと内側から何かが出てこようとするみたいに蝕まれる感覚。 嫌な汗が額に浮かんでこめかみから顎まで伝い、ポタポタと落ちていく。 ああもう… わかってるよ。 これは俺が今まで女の子ちゃん達の心も省みずヤってきた俺への罰なんでしょお? わかってる。わかってるからさぁ…。 まだ学校行かせてよ。 だってまだ寮に色々私物あるし、ホモばっかで気持ち悪い学校だけど、俺にだって普通に、普通の友達がいるんだよ。(ここ大事、ホモじゃない友達なんてなかなかあそこじゃ作れないからね) 荷物の整理くらいいいじゃん。 友達と最後の思い出作りくらい、いいじゃんかぁ… 神様、ちょっとでいいからお腹痛くすんのやめてぇ… それかいつもの学園専用の車さんを召喚してくださぁい…お願いしまぁ……す  
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