見送る青空

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「は、っ…触らないで下さい!汚らわしい!」 よろけて倒れそうになり反射的に身構え目を閉じた副だったが、いつまでたっても床に当たる衝撃がないために恐る恐る目を見開けば自分のおかれている状況に気付き固まって そしてハッとしたようにわたわたと日向の腕を引き剥がし叫んだ。 「ひっでぇ、俺悪い事なんて一つもしてねぇじゃん、副会長サァン?」 対し日向は特に気にした様子もなく、愉快そうに副を見つめている…… その笑みはどことなく妖しげでいて且つ、獲物を狙うハンターか何かのようにも見えた。 副が毛を逆立てるようにして怒っているから余計にそう見えただけかもしれないが…… まさか。 まさか奴の次のターゲットは副なのか。  
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