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『ねぇねぇ、亜里沙お姉ちゃんが
うちに来るって本当なの⁉
そしたら愛菜嬉しいなぁ』
笹倉家では亜里沙が家族に加わる
かもしれないということで、
愛菜が一人で盛り上がっていた。
『愛菜ちゃん、まだ決まった訳
じゃないのよ?今回はちょっと
色々事情もあるし、亜里沙ちゃん
だっていくら家族ぐるみの付合い
があるからってそう簡単には
一緒に暮らそうだなんて決断
できないと思うもの…』
静菜は寂しそうにそう言った。
そこに、
ピンポー…ン
チャイムが鳴った。
ドアホンに映ったのは亜里沙の姿
だった。
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