3人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
────────ザーン🌊
「……で?なんでこんなトコいるの?」
「なんでって……この間約束したじゃん……」
「ほぇ?」
数週間前─────
「ねぇ魅奈、8月5日さぁどっか行こうよ♪」
「8月5日……イイけど……何しに行くの?」
「ショッピング♪」
「ふぅん?分かった。じゃあ、空けとくね♪」
───────「って約束したじゃん!」
「…あ…」
そして今日8月5日。
「朝起きて、魅奈がいないから、おばさんに聞いたら
朝早くに出ていったって…」
「…で?迎えに来たの?」「うん♪ホントは犯して無茶苦茶にしてやろうと思ってたんだけど……」
ジー……
「…そんなに見ないでよ///」
「…そんな可愛いカッコ他のヤツにも見せたんだ……」
………他のヤツってあんたは私の彼氏か!!!
「彼氏でも無いくせに何いって……ンッ!」
またこの感触だ……
魁汰君の温かい唇、舌。
全てが私をおかしくさせる。
「ンふぅ…ふッ…あっ!!」
唾液の混ざる音が波の音と混ざる。
「……分かる?俺、嫉妬してんの。俺を怒らせたんだから、……覚悟してろよ……こんなキスじゃ済まさねぇ……」
ダメだ…これ以上こんなコトされたら私、…本当におかしくなる…………
「ダ…メだッてば…!!
ンふぅ…」
…!?…何これ?今までのキスとは比べ物にならない。頭がジーンってして力が抜ける……
「ふぅ…ふゎぁっ!!」
「「魅奈?さっきの人彼氏なの?」」
みんなだ…。
今日は合計17人で海に来た。もちろん、その中には
男子もいる。
実はその中に私の好きな人がいるんだ……
こんなトコ見られたら、完全にヤバい…嫌われる……
「ふぅぅぅぅぅ!!!!」
私は思い切り魁汰君の胸を叩いた。しかし、
魁汰君はビクともしない。
「魅奈?」
…あぁ…もうダメだ…
「「「「「「キャッ!」」」」」」
あぁあ見られた……
もちろん私の好きな人もいる。
「魅奈ちゃん…」
ヤダヤダ見ないで。
「彼氏いたんだ……」
違う違う!!
「そっかぁお前、板橋のコト好きだったもんな!!」
…え…
カアッッッッッ///「てめぇそれゆうな!!!!」
最初のコメントを投稿しよう!