4章

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そして紗羅はボーっと考えているうちに、他の3人の浪士も地に伏せていたことがようやく分かった。 そしてこの光景を見た紗羅は、忌々しい記憶と重なったことに恐怖を感じていた。 そして 『…ラ…キラ…』 無意識に季羅の名前を口に出していた。 「おぃっ、怪我はないか?」 そう言って浪士を倒した男は紗羅に話しかけ、手を差し伸べた。 紗羅は顔をあげ男をみた。 ――…この人は… 確か…新撰組三番隊の斎藤一…? 何でこの人がこんなとこにいんのよ? ―…いやっ私を助けてくれたのよね?
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