4章

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『あっ…ありがとう』 紗羅は斎藤の手を握り立ったが、逃げる際に足を捻らせたせいか、よろけてしまい、前に倒れる。 ガシッ 斎藤はよろけて倒れそうになった紗羅の身体を受け止めた。 『ごっごめんなさい』 「アンタは俺が怖くないのか?」 『へっ?』 いきなり変なことを聞く斎藤に驚き、変な返事がでてしまった。 いきなり…… この人はなんなの? そう考えていると紗羅の頭の上から、声がした。 「普通女は人を斬った相手に怯えたりとか、怖がったりとか、失神したりとかするんだが……」 あぁ……つまり、私が怖がったりしてないことに驚いてるわけね(笑)
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