4章

17/26
前へ
/254ページ
次へ
この女さっきから何を考えているんだ ああいった場に慣れてる女は普通の女ではないだろう… 頬に涙の跡があるから、何かしら悲しい出来事でもあったんだろう… こういった詮索はあまりしないのが妥当だろうな。 しかし……先程手をとったときに分かったことがある。 この女の手には剣胼胝(けんだこ)があった…護身用に習ってる女はいるが、これはそれとは違うだろう…… それに、確かにこの女は“キラ”と言ったな…… 季羅と言う名は珍しいし、あまり居ない…… 新撰組にいる季羅と関係があるのかもしれないな 副長に報告すべきだな…
/254ページ

最初のコメントを投稿しよう!

799人が本棚に入れています
本棚に追加