4章

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『ここまでで大丈夫です』 「……わかった」 斎藤は一度顔をしかめたが紗羅を背中から降ろした。 「本当にここまでで『大丈夫です。ありがとうございました』 紗羅はここから先、園屋には入るなというように有無を言わせないオーラをだした。 斎藤は 「分かった」 と言って引き返した。 斎藤一か……油断大敵だよ。 園屋から血の匂いがしたのを見逃さなかったのだから。 今日あたり、新撰組の監視方の方が情報を集めるためにかぎ回るだろうな……
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