4章

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「あっ一君じゃないですか!遅かったですね」 「めずらしいな、総司が出迎えなんて」 斎藤は冗談っぽく言いつつ笑っていた。 「出迎えじゃありませんよ。今季羅をまってるんです! そう言えば、一君は今帰ってきたから知らないでしょうけど…… 園屋って覚えてますか?」 沖田は斎藤に聞き、斎藤が頷くのをまっていた。 「あぁ、覚えているが。園屋がどうかしたのか?」 先程送ってった女は園屋の遊女だったな… 「それがですね、大変なことが起きたんですよ! 園屋が何者かにか襲撃されて負傷者がでたらしいんです。 山崎さんの報告ですから間違いないでしょう。」 その話を聞いた斎藤は、顔をしかめるが、すぐに戻った。
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