ある日のお散歩

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「すみません、あと30分ほど待っていただけませんか」 「わかった。じゃあハヤテと遊んで待っているよ」 わぁい!たいさが遊んでくれるんだ! 僕は急いでボールをくわえ、たいさの足下に立った。 「気が早いな、ハヤテ号。  まだ遊び足りなかったのか?」 「最近は忙しくて、あまり遊んでいませんでしたから」 「そうか。…おいでハヤテ号」 僕は勢い良く尻尾を振りながら、たいさと遊び始めた。 たいさはこうして僕とも遊んでくれるから大好き。 ご主人さまもたいさが来ると嬉しそうだ。 ねえご主人さま。 僕はご主人さまも好きだけど、たいさも好きなんだ。 ご主人さまとたいさが「けっこん」して一緒に暮らせる日が来たら良いのにな。
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