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怖かった…。こんなの初めてだよ…。
これも……夢?
最近悩んでて疲れているせいかな?
なんか
現実味のある夢だったなぁ……。
「一一…ん」
華紅夜の瞼がゆっくり開き、目が覚めた。
最初に見えたのは白い天井。
「…」
横に顔を向けると、白いカーテンがそよ風に揺れていた。
「……ここは、何処?」
華紅夜は知らない場所に自分は寝ている事に気がつき、上半身を起こした。
辺りを見回すと、此所は保健室らしい部屋だった。
「気がつきましたか?」
「!!」
すると若い青年の声が聞こえ、華紅夜はびくりとし振り向く。
そこにいたのは、赤い学ランを着て茶色の髪をした容姿がとても良い高校生らしき青年だった。
(か、格好いい…というか、なんか可愛いんですけど!)
その彼への思いを心の中に華紅夜は止めた。
「…あなたは?」
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