00 序章

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ある薄暗い部屋 モニターらしき画面が無数に設置してある 映っているのは町を歩く人や登校する高校の生徒 モニターの前には2人のあやしい男女 男の方はモニターに映っている女子高生らしき人物を眺めている 「来た…ついに…クックックッ…金色の髪…蒼い瞳…そして何より… この子供体型!…クックックッ…アーハッハッハッ!!」 モニターを見ながらにやにやする男 それを冷たく見ている女 「ロリコンですか?50代の癖に」 そして冷たい反応 男は軽く何か言いたげな顔になるが、抑える 「まぁ良い、これで…」 「“鍵”となる人物は見つかった…」 男は言葉を切られ、不満そうな表情になる 気を取り直し男は再び喋り出す 「…鍵となる人物」 「“エレンシア・シュライン”ですね…ふっ…」 男は、再び言いたいことを言われて、顔をしかめる 「…そうだな」
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