02 委員長と蠢く影

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俺は気が付くと、2階への階段をかけ上がっていた 腕時計を見ると、丁度11時 「ちょっとー!どうしたんですかー?」 俺は流花さんの問いかけを無視して、エレンシアの居る部屋の扉を開けた 「うぁぁあぁあ!!!」 そこには床に倒れ、苦しさの余り叫ぶエレンシアが居た 「頭…がぁぁ!い…痛い!た…助け…て」 「こ…これは…」 完全に、あの音波だ 今、あの怪しい先生が音波を流しているに違いない 「修徒さん!何ボーッとしてるんですか!」 「うぁぁあぁあ!痛い!痛いよ!痛い……あれ?」 エレンシアが急に停止した 流花さんは完全に訳が分からない顔をしている 「…………治った?」 何事も無かったかのように立ち上がるエレンシア これは…あの音波を流すのを止めたからだろう
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