03 秩序を守る者

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後ろの流花さんも、徐々に苛ついてきている様子だ すると突然、流花さんがなにか思い付いた表情になった そして俺を押し退け、教壇に立つ 「では、他をまずは決めます…そして余った人たちで さきなま先生みたくじゃんけんで決めましょうね はい、どうぞ修徒さん」 「え、あ、じゃあ 得点係り2人手を…」 バッ! 「はい!やります!」 急に手を上げた生徒たち なんか、先生目線の言い方だが…驚いた なんで、こんなに…いや、少し考えれば分かった 手を上げなければ、一番面倒な運営委員会に入ってしまう確率が非常に高まる そういうプレッシャーを与えた ということだろう うん、並みの生徒じゃあできる人は居ないな
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