†LESSON2†

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・リストカットはSOSサイン  自殺の手法は様々、成功するにせよ失敗するにせよ、その方法に致る理由がある。 どんな心理がその手法に導くのかを、ここで紹介しよう。  まず、1番身近に手を付けやすいリストカットについて… いきなり結論から言うと…実はリストカットは「死ぬ気はない」人の手法であり、リストカットで本当に死ぬケースがある場合、実はそれは事故なのだ。 リストカット=死ぬ気がない…では、何故死ぬつもりもない彼らが手首を切るのか…? 答えは「死のうとする事によって、周囲に訴えたい事があるから」  リストカットを繰り返す人は、その大半が家庭環境に問題を抱えている。家族と分かりあえる人が手首を切るケースはほとんどない。 家庭不和や虐め等で周囲と孤立してしまった人は「孤独感」「自己嫌悪」「周囲への恐怖感」に追い詰められて行く。 これらの「心の苦痛」は、その人の性格により「自分より弱者への虐待」か「自分の体にあたえる自虐行為」のどちらかで支払われる。 その片方「自分を自虐するケース」とは「ドラッグ」「万引き」「暴走」「売春」等、悪い事をしてわざと家族に迷惑をかける事によって、「家族を振り返らせ反省させたい」という心理による物だ。その迷惑行為の中の一つが、リストカットだ。 リストカットをする条件は ・家庭や社会から孤立している ・自分より弱者を虐めてストレスを解消しない利口な性格 ・自分に自がなく、自己嫌悪がある ・暴走、売春等、他人と関わる非行行為は嫌う内気な性格 これらの条件が全て重なった人が行う「SOSサイン」なのだ。  したがって、リストカットをする人は「自分が死にたがる事」によって、家族の目、友人の目が自分に戻って来る事を望んでいるから、決して彼らは「死にたい」なんて思ってない。  逆算でいくと…家族と交流のある人は、まずリストカットの必要がない。つまり、自分の家族が家で孤立したり、登校拒否や出社拒否を連日でしてる場合は、早急に原因を突き止め解決に持って行く必要がある。 そうすれば「死ぬ気もないのに死ぬ行為」をする人は減少出来る。  後回しになってしまったが…何故、彼らがリストカットを選ぶのか?その心理は 「本当は死ぬ気はないからなるべく痛くない、死ににくい方法」 を選ぶとリストカットになる。
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