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そんなこんなで自己紹介も最後の人となった。
最後の人が立つ。
それはこの世の人とは思えない美しさだった。
大きな瞳、可憐な唇、美しくなびく黒髪、男子の視線を奪う胸の大きさ、女子からは嫉妬の眼差しを浴びる腰のくびれ、すらりと伸びる手足。
ボン、キュッ、ボンッてこの事を言うのか……
彼女は口を開いた。
「わ、私は唐那 麻矢よ!よ、よろしくね!」
あぁ……声も綺麗だ……まるで鶴……いやカナリヤ?まぁいいや。簡単にいえばパーフェクトな可愛さだ……。
100点満点で538点あげちゃうぐらいだ。
「も、萌え……」
裏の奴の漏らした感嘆の言葉は不快だったので下敷きで仰いで空気ごと一緒に外に捨てた。
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