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ＬＴも終わり、帰り支度をしていると沢山の人から話かけられた。
「有馬、お前笑わせる天才かもな！？」
「有馬くんのおかげで緊張が溶けたよ～。」
「お前バカなんじゃないか？」
最後の言葉は軽く傷ついたけど青春ライフが明るい方向に向いてきたんだと思うと嬉しくなった。
しばらく話かけてきたクラスメートと話をしていると……
「ゆう！」
と呼ばれた。
誰だ？入学早々僕の名前を省略したやつは！
それは……唐那さんだった。
「ゆう！」
「は、はい？なんでしょうか？唐那さん？」
何で若干怒った感じなんだろ……？
「ゆう！私を忘れたの？」
「ほぇ？」
女装が似合うおバカな主人公のような台詞が出てしまった。
「私よ、私！唐那 麻矢よ！」
「いえそれは自己紹介で聞きましたから知ってますよ？」
「違うわよ！私を忘れるなんて最低ね！」
な、何だ？美人だけど頭がおかしいのか？
「唐那グループ社長、唐那 愛智の娘、唐那 麻矢よ！ あんたとは幼なじみよ！……あんたは私をこうよんでたわ……まややと。」
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