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あれは僕が幼稚園の年少から小3の頃までだったか。
両親が仕事で唐那グループに行く時に強制的に僕も連れていかれた。
唐那のおじさんは奥さんを早くに亡くしていた。
だから娘に寂しい思いをさせないように僕の両親と商談をする時に娘の遊び相手として僕を呼んだのだ。
当然、小さい僕は麻矢がお嬢様だなんて意識してないからまややと呼んだ。
幸か不幸か麻矢お嬢様はその呼び名を許してくれた。
だが小3の時に両親とおじさんが進めていた商談が完了し、それ以来疎遠になっていった。
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