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すべての試合が
終わり、璃乃は部員達に
自分のところに
集合するように言った
「今皆さんと試合をして
1人1人の癖や
苦手なコース、得意なコース
などが大体わかりました」
「俺達はデータを
取られてたと言うわけか」
「柳先輩、正解です
大体皆さんのこと
わかってきましたよー
性格とか♪」
璃乃は嬉しそうに笑った
赤也にはその話すら
耳に入って来なかった
―…俺のナックルサーブを
返された…
返されたボールにさえ
反応出来なかった…
「切原君??
きーりーはーらー君っ」
璃乃が赤也の顔を
除き込む
「もうみんな
帰っちゃったよ?!」
「えっ」
赤也が周りを
見ると璃乃しか
いなかった
「切原君は帰らないの??」
「あぁ、まだ練習してく」
―俺は負ける訳にいかねぇ
「熱心だねー
無理しすぎちゃ駄目だよ!
それじゃあまた明日」
璃乃はそう言って
部室に走って行って
しまった
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