騒がしい伊達の兵士たち

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城に戻ったあと、小十郎は用事があると言い別れ、緋真と政宗は、朝餉を摂るために大広間行く。 大広間に近づくにつれて聞こえてくる騒ぎ。 着く前から、ここは宴会でもしてるのかと思うほどだ。 障子を開けると、伊達の兵士たちが文字通りどんちゃん騒ぎをしていた。 それを目の当たりにした緋真の口元が、ひくひくしてる。 政宗は次に緋真がするであろうことを予測し、半歩離れて耳に指を突っ込む。 「あんたら、なにしてんだあぁぁぁ!!!!」 怒号が、辺りに響く。 しんとなった広間にいた全員の視線が、入り口にいる政宗と緋真に注がれた。 ちなみに政宗は予想以上の大音量に耳をやられて只今行動不能(笑) その場にうずくまっております。 「ひ…緋真姐さん……?」 剣幕に押された兵士の一人が恐る恐る声をかける。 そいつをキッと睨み、説教に入る。 「あんたらねぇ…あたしたちがいないからって騒いでんじゃないの!! ちゃんと大人しく食べろっ!いいなっ!?」 叱る姿だけは小十郎に似てきてんなぁ…。 そう思いながら、ようやくダメージから立ち直った政宗は憤怒状態の緋真を引きずり、いつも自分達が座る上座に行くのであった。 .
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