日常

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「だ、だけど姐さん…」 「は~い。じゃ、これは命令! あたしのやることなすことに、監視役みたいなモンはいらないから。 政宗にもそう言っておくから」 「め、命令……ですか?」 「そ!命令!!」 びしっと人差し指を陸奥に向け、きっぱりと言い放つ。 「コレ、みんなにも伝えときなよ。 you see?」 政宗がよく使う南蛮語で念を押すと、 「は、はぁ……わかりました」 ちょっとだけ、ふぬけた返事が返ってきた。 「あ、でもコレの残りはオレたちがやりますよ。 後、拭くだけなんですよね?」 「………だから、あんたたちは甘いって言ってんのに………。 それじゃ、あたし小十郎に話があるから、お願いね」 「「了解ッス」」 敬礼をしてみせる2人に苦笑しながらも緋真は立ち上がると、小十郎がいると思われる畑へと足を向けた。 .
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