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それから彼は少女に隠れて人間を喰らいました。
何となく少女に人肉を喰らう所を見られてはいけないと思ったからです。
しかし。
ある日彼は思います。
あの少女なら人喰い鬼であっても自分を変わらず受け入れてくれるのではないだろうか。
本の中ではカエルや獣がお姫様と幸せになっているのだから自分も同じように幸せになれるはず。
何故なら、
『貴方は今まで見てきたどんな人よりも綺麗ね』
人喰い鬼の自分は王子様の何倍も綺麗なのだから。
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