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彼は早速少女に打ち明けました。
自分が人間ではなく人喰い鬼だということを。
そして手だけを鬼に変え、それが本当である事も示しました。
しかし返ってきた反応は彼が予想したものではありませんでした。
『ひっ…嫌、来ないで…!!』
絶望。
彼の中にはそれしかありませんでした。
自分を見る少女の目には恐怖しか宿していなかったからです。
すぐにその絶望は激しい怒りへと変わり、彼は意識を失いました。
そして再び意識が戻った時。
少女は苦悶の表情を浮かべたまま足元に転がっていました。
―――血の海に。
―――首だけの状態で。
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