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あれから二時間後。 信玄公の居城である躑躅ヶ崎(つつじがさき)城に着いた。 超特急で来たからケツが痛い。 城門を通ろうとすると門番であろう兵士に止められる。 「貴様!何者だ!」 まだ俺の顔覚えてないのかよ。 俺がここに来たの1ヶ月前だぞ? 「前田慶次」 名前を言った瞬間兵士の顔がみるみる青ざめていく。 「し、しし、失礼しました! どうぞお通り下さい!」 最初からそう言えば良かったんだよ。 俺に着いてきていた騎兵は兵舎に戻らせ、俺は1人で城内に入る。 信玄公の部屋はどこだっけな? 誰かに聞いてみっか。 誰に聞こうか考えながらてきとうに歩いていると1人見つけた。 ん?あいつは・・・
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